プログラマー・またはデザイナーが
WEBサービスを作って運営する方法
デザイナーには物事を整頓して伝える力があり、プログラマーにはサービスを構築する力があります。
片方しかできないなら他方は外注するしかないのですがどちらも同じくらい大切な力なのです。ひとりでできればいいのですが、難しいならペアでWEBサービスを作ることが可能です。 もちろんデザインもプログラムもできないけど情熱だけは負けない方もOKです。
ただやはり自分でどちらかできないと結局人任せというのは情熱も1/10なのでだんだん辛くなってくると思います。
起業について
49歳で会社を辞めて独立した管理人が起業について考えたことや経験したことをコラムにしていきます。
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プログラマー・デザイナーがWEBサービスを作って運営する方法
企画
ひとまず企画ありきです。面白いサービスを考えます。とはいえすごいことを考える必要はありません。
いきなりメルカリみたいな大規模なサービスを作ることなどなかなかできませんし、開発期間がかかりすぎるのはリスクも大きいのでまずは簡単なサービスを考えましょう。
このサイトにある年金シミュレーションなんかもWEBサービスです。
国土交通省から無料でダウンロードできるデータを組み合わせて新しいサービスをつくるのもいいでしょう。できそうな範囲で作りたいものを作るのがベストです。
あまりわたしはやりませんが有料のサービスの簡易なものを無料で提供するというのもありでしょう。
マーケティングオートメーションツールなんかは効果な料金が発生しますが、簡単なものなら自分自身で作れそうです。
需要があるか
いついたサービスに需要があるかは大きな問題です。
「きっと需要はあるに違いない」で始めるのもいいのですが、ある程度根拠はほしいです。
私の場合は本屋さんで判断します。本屋さんにそのことに関する本があれば需要ありです。
サイトやGoogle広告のキーワードプランナーで検索予測を立てるのもいいです。
年金なんかは本がいっぱいありますね。
ライバルは多くないか?
ライバルが少なすぎるのも需要がないかもしれないですが、多すぎるのも問題です。
検索してみて検索結果の数をしらべます。また上位サイトにはない機能やデータを掲載できるなら掲載しましょう。
人力では無理そうなビッグデータを組み合わせてまとめるなんてことができればチャンスありです。
ここまでやるかというぐらいのサイトを作るのが基本です。
年金の場合はちゃんと計算はしていますが、本家のねんきんネットにはかないません。
こちらはねんきんネットと比べて簡単に調べることができるよう、なるべく手間がかからないように工夫しました。
開発前のテスト
これ、なかなかできないのですが、プロトタイプを作ってテストするという方法があります。
プロトタイプですらなく1ページだけのペラサイトを作って需要を調べることもできます。
サイトができたらGoogle広告で広告を出すのです。ここでのテストはクリック単価や滞在時間、直帰率を調べます。
サービスを完全に満足いくものに完成させてからリリースしたいのですが、できればプロトタイプを考えてみてください。
さすがにペラページでは判断できないかもしれませんが、あるていど判断ができそうなものを作って広告を出してみる。これで発見がかなりあるものです。
広告で運営するつもりでなくてもこのテストは重要です。早めに結果を知ることができるので
これで滞在時間が短かったり、直帰率が高かったりするようなら広告もやめて一旦放置しましょう。
あとでなんかのひょうしにアクセスが増える時もありますしダメな時もあります。
他サイト分析や会議
他サイト分析はやりすぎるとダメだと思っています。
よそのサイトを参考に必要なコンテンツを洗い出したり、徹底して調べたりすればするほどいまいちなサイトになるような気もします。
同様に会議をしていくと万人向けになるでしょうが尖ったもののないサイトになったりします。
思い込みだけで強い個性を出すというのも重要な条件だと思っています。いろいろ矛盾するような気がしますが大切なことです。
開発開始
デザインとUIをがんばりましょう。デザインや使いやすさはとても重要です。
ぱっと見綺麗なサイトや新しさを感じるサイトはそれだけでSEO効果がるような気がします。(そんなすごいのは作れませんが)
また簡単に使えるというのもとても大切です。クリックが少なくても目的の結果にたどり着ける。ここはできるだけこだわっていきたいところです。
リリースと運営
開発が一段落すると、いよいよリリースです。しかしリリースしても安心してはいけません。むしろサービスを開始してからが本番です。
まずはアクセスをアップしたいので作ったWEBサービスを中心に、使い方とかデータについてなど記事を作っていきます。
これがSEOになっていきます。記事を書いていくとダウンロードサービスを作ったらどうだろうかとか、ちょっとした追加サービスをつくったりとかいろいろ思い浮かんだりします。そういうのをどんどんやっていきましょう。
広告も出す
サイトリリース初期は広告も出しましょう。ここでも直帰率や滞在時間を調べます。
もし直帰率90%とか滞在時間2秒とか、いまいちならすぐ広告を中止して改善して行きます。
それなりにみられていそうならどんどん記事をアップして行き、予算が許すなら広告も続けます。
広告はサイトが広まるスピードをあげるようなイメージです。ある程度人が来てくれるならやめてしまっていいと思います。
たくさん作る
WEBサービスでヒットするものを作るのはとても難しいです。私の勝率も最初の頃は20サイト作って2つとかでした。(直近は多少マシ)
どれもこれも本気でこれはいけると思って作ったのですが、うまくいくのはたまにでてきたもののほとんどが失敗です。ただ、たくさん作るというのはそれなりに自分の勝ちパターンとかが見えて来ます。
とはいえWEBサービスなど年に何本もつくれるはずもなく、今日も悩みながらがんばっているのですが、上記のようなプロトタイプを作ってテストする手法を使えば多作も可能かと思います。
小さな失敗をたくさんしよう
リーンスタートアップというのかな。とにかく小さな失敗はデータが取れたと思ってどんどんやって最終的に生き残るサイトをつくっていくというのが私にはあっているように思います。このあたりはNO FLOPという本がとても参考になりました。
収益化しよう
サイトに人が来てくれるなら収益化を考えます。最初から収益が取れそうな商材を選ぶというのは慣れてから考えましょう。
商材ありきでサイトを作るとだいたい失敗するので、作りたいものを情熱を込めて作って、人が来てくれるようになってからAdSenseなりアフィリエイトなり、課金制にしたりを考えるといいと思います。
ただ、AdSenseは入れたいと思うので、ジャンル的にギャンブルや著作権がNGのものなどは避けておいた方が無難です。
最初はうまくいかないけどあきらめない
WEBサービスで収益をあげるにはあきらめずにつづけることがとても大切です。
なかなかうまくいかないことがほとんどなのですが、あきらめずに続けていきましょう。