起業業するリスクがわかればリスクを最小限にできる
起業というとやはり失敗したらどうしようとリスクについて考えてしまいます。確かに起業=リスクとサラリーマンを続けるよりリスクが高いのは明らか。(会社に残るリスクは前ページ)
しかし私が行っているシェアオフィスではみなさん前向きに明るく取り組んでおられます。どれくらい稼いでいるかはわからないのですが、なんとかなっていそうという印象。
考えてみれば起業=リスクとは失敗するリスクということですが。どの状態が失敗なのか・またどうすれば失敗は避けられるのかを理解すればリスクを減らすことができそうです。今回は起業するリスクについて書いてみます。
起業について
49歳で会社を辞めて独立した管理人が起業について考えたことや経験したことをコラムにしていきます。
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失敗したらおしまいなのか
起業を考えて一番心配なのは失敗することです。脱サラして起業し失敗すると再就職も難しく前職よりも待遇が良くなるかは難しいかもしれません。一説によると会社を起こして10年後に残っているのは5パーセントだとか1年でつぶれるのは50パーセントだとか聞きます。
数字にだまされない
まず、10年後に残っているのは5パーセントというのはアメリカでの調査だったと思います。アメリカはチャレンジ精神旺盛で日本のようにせっかく作った会社を大事に育てるのではなく会社をどんどんつくってどんどん売るようなお国柄です。この国と比べるのはまちがっています。
さらに1年でつぶれるのは50%というのも、全体ではそうかもしれませんがしっかり準備していない人もそうとう多く含まれると思います。
信金さんに聞いてみた
信金さんに聞いてみたところ、信金に融資を受けるところは10年後に残っているのは70%だそうです。信金さんも商売ですので事業計画書や事前の資金、人柄などをみて審査し融資しています。つまりしっかりと計画を立てればけっこう残ることはできそうです。
起業相談してみよう
各都道府県の全てにあるかどうかはわかりませんが、創業サポートをしてくれる機関がけっこうあります。調べると出てきますので、そこのセミナーに参加して見ましょう。そしてできれば個別相談などをしてもらうといいでしょう。中小企業診断士さんや信金の方など相談に乗ってくれると思います。融資を受ける必要は無いと思いますが、自分がやろうとしているビジネスを客観的に見てもらうのは非常に大切です。
事業計画書を作ろう
事業計画書は書式はあるものの、自身のビジネスをプレゼンするためのものです。ひとまず書式はさておき肝心なのは中身です。
そのビジネスのターゲット・ビジネスの規模・どれくらいの顧客が見込めるか・客単価はどれくらいか・原価はいくらかかるかなど企画だけでなく収益に関してもしっかりシミュレーションします。
私は下記の本を読みました
失敗しないために
どの状態が失敗なのか決めておこう
おそらく一番の失敗は生活できなくなることです。借金もいっぱいかもしれません。
次の失敗は生活はできるけど会社員だった時よりも苦しい状態です。これは失敗と言えるか微妙です。会社よりは仕事は楽しくなっていると思うので。
人によっては会社員時代より稼いでいても失敗と考えるかもしれません。しかし生活できれば改善もできるでしょうからやはり失敗というのは生活できないほどの状態になることですね。会社員より給料が少なくなっても良しとしましょう。
初期投資を少なく
最初に借金するや店舗を持つなどの初期投資が必要な起業は失敗リスクが高くなります。できれば無店舗・無借金で始められるようにしましょう。
円満退社で行こう
まず、会社を辞めるのにわざわざ敵を作る必要はありません。辞めたらもう関係ないからと有給使いまくって引き継ぎも適当などは最悪です。今勤めている会社は、今後お客さんになる可能性が高いのです。辞められたらもったいないぐらいに思われて、できればあなたにしかできない仕事を定期的に発注してもらうぐらいの状態がいいです。
私の場合は起業するけど協力していただけないでしょうかとお願いしてなんとか週数回の出社で給料をいただきつつ起業するといういい状態にしてもらえました。
また、さらにそのあと会社から別件のお仕事をいただくこともできています。さらにうまく行かなかったら戻ってきてねとも言っていただいたのでだいぶ安心できる状態です。ありがたいことです。
起業する前にテストしよう
もしあなたの考えるビシネスがネットを使ったものなら会社を辞める前にテストできます。リーンスタートアップという手法があるのですが小さくテストして小さく失敗して修正を繰り返していきます。
リーンスタートアップ的には小さな失敗はどんどんするべきです。その方が成功に近づくことができます。
簡単な記事をブログに書いて反応を見たり、GoogleやYahooにちょっとだけ広告を出して反応を見たりするのです。最初はだいたい失敗するはずです。でもそれはかまわないのです。失敗したら直す。繰り返していけばいいのです。
私の場合はすでにサイトに人を呼ぶことができた状態で起業しましたのでだいぶスムーズに言ったとは思うのですが年齢は49歳までかかってしまいました。
あなたのビジネスがすごいのか検索してみよう
趣味の手打ちそば屋
たとえば定年退職で趣味の手打ちそば屋を始める人はたくさんいらっしゃいます。もう趣味レベルではうまくいくとは思えないので、もっと尖った部分が必要だと思うので素人がやるもんではないと思いますが、検索して見ましょう。いろんなヒントが見つかるでしょう。
マッチングビジネス
たとえば就活生と企業をマッチングさせるマッチングビジネス。地域性や専門性をつければなんとかなるかもしれませんが検索して見ましょう。いくらでも同様のビジネスがあるはずです。いままでに無いビジネスでないといけないことはありませんが、少しでも独自性をだしていければいいですね。
伝統工芸を使ったスマホケース
たとえば伝統工芸を使ったスマホケースの販売があなたのビジネスだったとしましょう。こういうのは検索しても出てくるともいますが、一度サンプルをつくってメルカリとかヤフオクとかで売ってみればいいのです。また買っていただいた方にもしっかりアンケートをとれると良いですね。
家族に説明しよう
起業するにあたって家族の協力は欠かせません。(といろんな本に書いています)
家族はあなたのことをよく見ていると思います。そして応援してくれると思います。家族に説明するのは緊張しますし改まった感じで恥ずかしいものですが、事業計画を家族にわかりやすくプレゼンすることは計画自体をしっかり作ることになりますし、私の場合は自分を見つめ直すことにもなりました。
まとめ
起業するリスクはあるものの事前にしっかり準備ができれば恐れるものでもないと思います。しっかり準備ということを下にまとめておきます。
- ・信金さんや創業支援センターでビジネスを相談する
- ・起業する前にテストする
- ・会社と円満にできれば仕事がもらえるようになっておく
- ・家族に説明する